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企業成長を加速させるための人材戦略~DX推進に必要な人材は?~

  • 執筆者の写真: 良菜 椙山
    良菜 椙山
  • 1月22日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月27日


今回は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を行うために必要な人材についてご紹介します。

DXの成功には適切な人材の配置が欠かせませんが、「具体的にどのようなスキルが必要なのか」「どのようにチームを構成すべきか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

この記事では、DXに必要なスキルセット理想的なチーム構成、さらにチームの役割と運営方法について詳しく解説します。

目次

1.必要なスキルセット

2.チーム構成

3.チームの役割

  1. 必要なスキルセット


DX

DX推進において、以下のスキルを持つ人が求められます。

課題発見能力

  • 現場の課題を洗い出すことができる

  • 解決すべき価値のある課題を見極められる


現場の業務に精通していることはもちろん、課題に優先順位をつける力が求められます。特に、DXは技術の導入そのものが目的ではなく、課題解決の手段である点を意識できることが重要です。

課題解決策の構築能力

  • 技術者とコミュニケーションを取りながら、具体的な要件定義ができる

  • 各種デジタル技術の用途や事例を理解している


特に、技術的な知識と現場の課題をつなぐ橋渡し役としての役割が求められます。技術者だけではなく、経営層や現場のスタッフとも連携できる柔軟なコミュニケーション能力が大切です。

プロジェクト推進能力

  • 必要最低限のリソースで課題を適切に解決できる

  • DXプロジェクト全体のPM(プロジェクトマネジメント)を担える

  • PoC(概念実証)を推進できる


DXプロジェクトでは、進行管理能力と同時にスピード感を持った実行力も求められます。


  1. チーム構成


会議をしているサラリーマン

DXを推進するためには、各分野の専門家を適切に配置し、バランスの取れたチームを構成する必要があります。

1. ビジネス系プロデューサー(ビジネス・アーキテクト)

プロジェクトの全プロセスを統括し、DXの全体的な成功に責任を負います。経営層との連携も担い、組織全体の方向性を定める役割を持ちます。

2. テクノロジ系プロデューサー(テクノロジ・アーキテクト)

技術的な側面でプロジェクトをリードします。最適なデジタルツールの選定やシステム設計に責任を持ちます。

3. テクノロジスト(エンジニア)

現場での技術開発を実行する人材です。デジタル技術を活用して具体的な課題解決策を実現します。

4. デザイナー

ユーザビリティ(顧客・ユーザー視点)を意識し、プロダクトやサービスの価値を高めます。

5. チェンジ・リーダー

各部署の変革をリードし、組織全体にDXの理念を浸透させます。


  1. チームの役割


みんなで手を挙げている様子

DX推進チームが機能するためには、適切な役割分担と運営方法が欠かせません。

1. DX推進専任のメンバーを配置

DX推進を兼任業務にしてしまうと、目先の業務が優先されプロジェクトが遅延するリスクがあります。そのため、専任のメンバーを確保し、DX推進に集中させる必要があります。

2. 経営層との密な連携

DXの成功には、経営層との協力が不可欠です。ビジョン共有や方向性の合意を定期的に行うことで、組織全体の改革を円滑に進められます。

3. 経験豊富な社員の選任

業務経験が4~5年程度ある社員を選ぶことが望ましいです。経験に基づく課題認識力とやる気、企業価値向上への関心を重視してください。


  1. まとめ


今回は、「DX推進を行うにあたって必要な人材」についてご紹介しました。


DXの成功には、課題発見や課題解決のスキルを持つ人材を確保し、適切なチーム構成を設計することが重要です。また、専任メンバーの配置や経営層との連携など、運営面での工夫も必要不可欠です。この記事を通じて、DX推進のヒントが得られれば幸いです。


最後までご愛読いただきありがとうございました。

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